海外品の安定供給に不安があるのですが・・・

　これには2つの不安が入り交じっているのではないでしょうか？

即ち、1つ目は単純に先方の都合で購買できなくなると言う不安、2つ目は品質不良で購買できなくなると言う不安、ですね。

　前者に関しては、対策は次のようになります。

①日本国内メーカーとの複数購買を確保する
②相手探しの段階で候補先の信用を見極める
③ここぞの時に信用調査をする
④現地監査で経営者と直接話して資質と製造・品質管理体制などを見極める、

などになります。

　特にこの中で最も重要なのは、日本国内メーカーとの複数購買を維持することです。

 

　一方、後者への対策は、

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①スペック確認
②適正サンプルの入手
③慎重なサンプル評価
④現地監査による製造状況と品質保証体制の確認
⑤品質検査承認後の船積み、

などになります。

 

　特に、貿易が定常的になった後で重要なのは⑤です。

　いずれにしても後者では、いずれも供給先との協働の中で対策を講じますのでご安心ください。

　

　更に、品質トラブル時の対応に関して、少し補足しましょう。

　安定した貿易になり当社のサポートも終えた後では、直取引の原則に沿って当事者間で実施していただくことになります。

　具体的に実施することは

①適正原料の補給・差し替え

②トラブル原因の究明

③責任の特定

④再発防止策、

などとなります。

　但し、貿易開始後の1年程度で問題はほぼ出尽くしますので、いずれも貿易開始後の１年間の当社からの間接的なサポートで安心できる状況になります。

　更に、それでも心配と思われる場合は、別契約で当社が永続的なサポートをお引き受けすることも可能です。

 

　最後に念のため申し上げておきますが、商社を介するからこそ上述したような不安が特別に解消されると言う理由も根拠もありません。商社ならではの特別に用意周到な仕組みを使って供給先をコントロールしていることはありません。