メルマガ第0021号：部下は上司を越えられるか？　

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　　　　　　　できる購買部長のかしこい購買戦略　　　　　　　第0021号

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      ◆今日のテーマは、｢人材育成と教育（その１１:個人の購買能力８）｣
（部下は上司を越えられるか？について概説します。そして、人並み以上に個人能力や組織能力を高めるには何が重要であるかを考えてみました。あなたが部下のためにやるべきことは見えましたでしょうか？）

        　　　　　

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こんにちわ、　　山本です。

　前回は、【原料の化学名に関する調査力(英名含む)】について書きました。

　３つの選択肢を睨んで、あなたが戦略的に行動することが求められていることを自覚されたことと存じます。後は行動あるのみです。

　今回は、新年度が始まりましたので相応しいテーマに急遽変更します。『部下は上司を越えられるか？』について書いてみます。

　【青は、藍より出でて、藍より青し】

　あなたはこの言葉をどのように受け止めておられますか？

　今まで、１０回に亙って人材育成と教育に関して書いてきましたが、個人の能力を高めるにはいくつかの方向があります。組織能力を高めるにも色々な方法があることでしょう。

　そんな中で、民間企業で最も頻繁に言われているのが『ON　THE　JOB』です。

　身を持って１つずつ手本を示しながらマンツーマンで教え込んで行くやり方です。正に山本五十六の言葉通りです。

　しかし、これでよいのでしょうか？

　最も効果的な方法はこれだと言われ続けていますが大丈夫なのでしょうか？

　この場合、重要な点は次のようなことにあるのではないでしょうか？

 

１）教える人は教わる人よりも優れていなければならない？
２）教える能力としてどんなものを所有しているのだろうか？
３）教えることができる人が果たしているのだろうか？
４）教わったことが確実に次世代に伝わる仕掛けがあるのだろうか？
５）教わる人は教える人よりも有能になれるのだろうか？
６）そう言う教育で組織能力を現状維持ではなく継続的に向上していくことができるのだろうか？

　この件で私の考えを敢えて１つだけ言うとすれば、

『上記の諺が実現できるのはおそらく１０％もなくて、１％程度かもしれない』と言うことです。

　即ち、オオバケする人は極めて稀なケースであって、殆どの場合、最高でも教える人の能力までであると言うことです。だから誰から教わるのかは極めて重要だと言われているのですね。

　このことは、『ON　THE　JOB』に頼るのであれば、教える人が標準よりもずば抜けていないと並みの部下を作り出すだけに過ぎないと言う結果に繋がってしまいます。

　この辺りの事情は人事面でも組織面でも周到な配慮が必要なのではないでしょうか？

　個人的にも組織的にも購買能力がどんどん蓄積され、他社並み以上に大きく強化されていく仕組みが求められているのではないでしょうか？今や並みでは意味がありませんから。

　そして、あなたが年度始めに行動すべきことは何なのでしょうか？

　では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の１２回目です。

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