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メルマガ第0023号:仕様からキースペックの抽出力 

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  ◆今日のテーマは、「人材育成と教育(その13:個人の購買能力10)」
(原料スペックからのキースペック抽出力を概説します。スペック4種と、キースペックを抽出する視点、その能力を組織として確保するためにあなたは何をすべきなのか、について考えてみました。)


             

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こんにちわ、  山本です。


 前回は、【原料の製法に関する調査・理解力】について書きました。

 何故この能力が必要なのか、そして、その能力を組織として確保するために組織の長であるあなたは何をすべきなのか、について考えてみました。


 では、今回は、『原料スペックからのキースペック抽出力』について考えてみたいと思います。


 これが必要になるのは、世界中から同等品を探し出す時ですね。


 ご承知の通り、化学原料には品質スペックなるものが付随しており、化学物質名だけでは規定できない面があります。


 そうするとスペックを見たときに、同等かどうかを見抜く能力が必要になる、それが今回のテーマと言うわけです。


 あなたはその時、どんな視点で判断を加えていますでしょうか?又、部下に指図していますでしょうか?


 スペックには、実は4種があります。


 1つ目は、見ることが出来るもので、且つ、本質的なものです。見ることができると言うのは、メーカーからスペックを教えて貰うことができると言う意味です。その中に本質的なものが1部含まれていることが
多いわけです。


 2つ目は、見ることが出来るもので、且つ、製造時の管理指標にしているものです。文字通り製造が順調に進んで完了した時点を判別するために必要に迫られて生まれてきたスペックのことです。但し、これはあくまでも製造する側の都合で設けられたものであって、使う側では必要なスペックであるとは限りません。


 3つ目は、見ることが出来るもので、且つ、どうでもよい飾り物のようなものです。どうでもよいとは、使う側にとって実質的に知る価値のないことと言う意味です。例えば、スペックが2つだけでは余りにみすぼらしく買う人に反って不安を与えるのではないか?と慮って枯れ木に花のように付け足したスペックがこれに該当します。


 そして、最後の4つ目は、見えないように隠されているものです。一般的にはメーカー側では掌握しているスペックなのですが、買い手には明かされない隠されたスペックのことです。例えば、アルキル基を含む
原料で、原料の性能に大きく影響を及ぼすことが分かっているにも拘わらずアルキルを規定するスペックが隠されている場合などが該当します。又、反応残渣成分や副反応生成物の含有率などもこの部分に相当することが多いものです。更に少量添加されるノウハウ成分などもここに該当します。


 と言うことで、上記の中にヒッソリとキースペックが含まれていると言うのが現実なのです。


 では、あなたは、一体どうすればキースペックを抽出出来るのでしょうか?

 

 キースペックを突き止めるための視点としては下記などがあります。


 第1の視点は、スペック間の従属関係がどうなっているのか?を考えてみることです。どちらが原因で、どれが単なる結果なのか?を見抜くことです。


 第2の視点は、メーカーによるスペックの違いがどこにあるのか?とか、グレードによるスペックの相違点に注目してみると言うことです。


 第3の視点は、スペックが異なるものを使った場合に結果が果たして違ってくるのかどうか?を知ることです。


 そして、最後ですが、どうやっても結果に違いが発生してしまうのは間違いないのだが、原因がどうしても分からない場合です。この場合は、スペックでは規定できないのでメーカーと商品名で規定するしかしようがありません。又、実際にテストすることでしか同等かどうかを見極めることはできません。


 以上を纏めると次のようになります。


 先ず、第1・第2の視点は購買部門だけで判断できるようになる必要があります。


 第3の視点は、製造現場や設計部門の過去の知見が必要となってきます。


 最後に、第4の視点は、第1~第3までは前段でやることができますが、最終的にはテストしてしか同等品だと言い切ることは出来ないと言うことです。特にスペックが曖昧になりがちな化学原料では、この検証は不可欠です。力学や電磁気学など結果が見通せる領域と違って、化学ではやってみないと分からないことが結構多いですから。


 あなたのところでは、上記のようことが実行できる組織内・社内構造が上手く作りこまれていますでしょうか?

 

 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の14回目です。

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